ちひろDEブレイク

みすゞ心のメッセージ

5月9日にお届けした詩は「絹の帆」

金子みすゞさんの詩に登場してくる王様は、どこかちょっととぼけた感じの、クスっと笑えてしまう王様が多いです。

この詩も、船の帆を薄く薄く、美しくとばかり、向こうが透けるほどの絹で作るのです。当然、風が吹いて穴が開きました。すると、今度は最初から風が通る穴をあえておけと命令するんです。家来は従います。するとどうでしょう、当然、風が吹き抜けて、船は全く動きません。そんなお話。

面白いですね。「裸の王様」を思い出したりします。どこかズレてしまう王様の思考回路。私たちは権力者がどこかおかしいというストーリーに安心するのかもしれませんね。